バブル崩壊後、大学を卒業して入社したのは証券会社。
20年ほど営業職として勤めた後、親族が経営する金物屋などの手伝いをしていたのですが、家族の介護を優先させるため退職を決意しました。

介護するためには、一定の自由が利くことに加え、安定した収入と働きやすい勤務体系が必要だと考えました。また何よりも

「50歳を超えた今からでも長く続けられる仕事は何か？」

と考え、行きついた結果がタクシードライバーでした。

いざこの業界に入ることを決意して3社をピックアップ。
それぞれのホームページを見たり、実際に面接に行く中で「人の良さ」でアオイ自動車を選びました。

いい先輩に恵まれた！
これはアオイ自動車に入って自信を持って言えることですね。
未経験から入社し右も左も分からない中、たくさんの方が私に声をかけてくださいました。

その中でも特に印象に残っているのが
「誰でもいいから話しかけ、自分から近づいていかないとあかんで！」とのアドバイス。

そのアドバイスをもらってから自分から積極的に先輩方に話しかけていく中で、走り方を指導していただいたり、お客様との話し方を教えていただいたりと、先輩たちのおかげで仕事の基礎が身についたと思っていますし、今でも本当に感謝しています。
正に師匠と呼べる先輩たちに出会えた！そう思っています。

営業時代に学んだ話し方や接し方のおかげもあってか、「前は他の仕事してたでしょ？」と言われることがあります。
私としてはあたりまえの対応をしているだけなのですが、お客様から見たときには非常に丁寧だという評価をいただくことが多いんです。そのことを考えたとき、私が若い人たちに教えられるのはこれだ！と思いました。

私自身が入社したての頃、不安で仕方がない時に先輩方からたくさんの声をかけていただき、安心して仕事をすることが出来ました。
だからこそ、受けた恩を返すのは、私が持っているスキルを次の世代の方々へ繋いでいくことだと思い、今は少しづつですが、後輩ドライバーに伝えていけるように努力しています。