アオイのタクシーは日頃からよく利用していました。その時からドライバーさんから感じる「気遣い」に会社の魅力を感じていました。
「車の運転は人が見える」とよく聞きますよね、笑。まさにその通り。
ドライバーさんからは安全運転と安心の接客を感じ、それがとても印象的でした。
私がそうだったように、
私以外のお客様も同様に思っているからこそ、よくご利用いただけるお客様が増え、
当社は京都で老舗のタクシー会社として発展し続けているのだと思います。
まさか自分がその会社に入社して、サービスを提供する側にいるとは！これもまた縁ですね。

お客様からタクシーのご用命を受け、配車手配をするのが私の仕事です。
オペレーターとして非常に多くのご依頼をいただき、お客様をお待たせすることなく、
お迎えに上がれるよう迅速に配車手配を行います。お急ぎのお客様、
よくご利用いただくお客様、観光客の方など、様々なお客様のニーズを的確に理解し、
ドライバーとの連携に努めるのはとても難しく、初めは正直戸惑いましたが、
そんな私も半年足らずで慣れてきました。

2015年5月からはデジタル無線を導入。
システム環境が整ったので、随分と機械化されました。でもだからこそお電話頂くお客様には私たちオペレーターや人が介在する意味がつけられるよう意識しています。これからも人にしかできないおもてなしの部分を大切に、日々精進していきます。

オペレーターはお客様の顔が見えない仕事です。
仕事を始めて間もないころは顔が見えない中、お声と言葉からお客様のニーズを掴むのは
非常に苦労しました。なかなかお客様のご要望に応えられず、ドライバーへの配車指示は
うまくいかなくて、失敗することもありました。
その経験を何とか克服したくて、
よくご利用されるお客様の声とお名前を憶えるように努力しました。
先回りしてご案内し、お客様にストレスを感じさせず配車することを目指したかったから
です。
その結果、私の名前を憶えて頂けるお客様が増えてきました。
「いつもありがとう」といってもらえることもありました。
何より嬉しかったのは、「大野木さんいますか？」と御指名いただける
方がいらっしゃったこと。
努力を認めていただけるように思えて、嬉しかったです。